お山の料理の名人
えいちゃん
出身 仁淀川町
お住まい 桐見川西浦
いつから現在のお住まいに? 21歳の頃から
思い出の曲 島倉千代子の曲。
好きな事 きみまろの漫談を聞く
越知町の魅力は? 人がみんな仲良くて、わいわい集まれること
越知町の好きな場所 あったかふれあいセンター。たくさん人が集まって、わいわいと話しができる場所
今までの歩み
8人兄弟の6人目。
仁淀川町の泉川小学校卒業<泉川中学校<集団就職で愛知県の紡績工場に就職。
21歳で結婚を機に桐見川西浦に。
男の子3人に恵まれ、子供たちの小さな姿を見たとき、この子たちが一人前になるまでは大変な事だと思った。
高校を卒業するまでは必死で育てると決意されたそう。
育児をしながら百姓、家事をこなし、子供さんが高校を卒業された後、四国部品で13年間勤める。
お勤めの時も、朝4時起床、子供3人の弁当を作り家事をして、出社。
帰宅後、畑仕事を済まし合間に家事をするという、ハードなスケジュール!スゴイ!
こんな活動も
民生委員を務めて12年以上が経つ。
桐見川を回って見守りをされている。
えいこさんの【ここがすごい】
お山の伝承料理の達人
田舎料理には、いろんなものがあるが、「お山の料理」という言葉に惹かれ、訪ねたところは栄子さんのお宅でした。
栄子さんくに入った瞬間、とてもいい匂いが!
そんな栄子さんの凄いところは!お山の伝承料理。
おち駅にも出荷している大根のお漬物は絶品。
大根から作っていて、(古漬けにするものもあり)一年漬けにしたものは、なんともいえない美味しさ!
ぬか床もあり、11月末からヌカと塩で大根をつける。(分量もきっちり量る)
声を出さずにはいられない味わい深さ、絶品です!
1年たつと味がくるわないらしい。出荷先、はおち駅!GO!
料理の秘訣は、おだしと味付け!味付けは長年の経験で目分量!
全ての料理にはしっかり味はついていて、濃すぎずちょうどよい!
しかも素材を生かした栄子さんしか生み出せない品々!
中でも絶品だったのは、特製炊き込みご飯、具材は鶏肉、ごぼう、ニンジン、しいたけとシンプルだが、お出しがしっかりきいて、ご飯もふんわり!レシピは企業秘密らしい。
主婦の知恵まで伝授いただいた。
具材ををいっぺんに炊いて、冷めたら小分けににして冷凍する。
そうすると炊くときに便利。
続いておからの酢和え!おからを炊かずにネギ、生姜、カニッチョ(かにかま)を入れて和える。
彩りもキレイで、しっとりふんわり!新感覚のオカラでした!
誰にも真似できない、栄子さんの味!
さらにハチクの煮付けは、エグミが一切ない、ゆがいて冷凍したものを、一晩水で晒して、炊く。
味付けも抜群で、ハチクの素材を生かした感動料理。
干し大根の煮付けは水に2時間晒してから炊くと独特の臭みが抜けて絶品に。(干し大根は一年はもつ)
黒くなっても水につけていると元の白色に元通り。あら不思議!
嫁いで来た頃からお茶作りもされており、ご自宅の茶畑で栽培している、やぶきたとハツモミジのブレンド茶は格別の美味しさ!
おち駅に出荷している。
家から見えるお山はなんと栄子さんくのお山!頂上の反対側は全部茶畑だったそうな!※高知県は、知る人ぞ知るお茶どころ。
栄子さんの育てている野菜の中でも、凄いのが日本のピーナッツ。
嫁いできた時から、種から仕入れて育てている。
もと種を収穫して、50年近く繋いでいる。
他にはないうまみとコクがギュッと詰まった逸品です。
はじめたきっかけ
お店もなかったから、自分で作らないといけなかったので、母にレシピを伝授してもらい、そこからアレンジを効かせ、栄子さん独自のおいしい料理に
嬉しかった事
栄子さんが作ったご飯をみんなでわいわい、おいしいと食べてくれる時がうれしい。
お昼時の風景。自然と栄子さんのおうちに皆が集まる
人生で一番嬉しかったこと
子どもさんが中学生の時、学校の先生にどうしたらあんなにいい子に育つのかと聞かれる程、子ども達が3人とも立派に育ってくれたこと。
あなたの夢
今から生まれてくるお孫さんにあえるのが待ち遠しい。
これからもみんなが幸せでいてくれて、越知の人口が増えてくれること。
えい子さんのお料理アドバイス
牛筋は炭酸水で煮込むと、脂も取れて綺麗になって美味しくなる。
だそうです!早速作るべし!
尾方のつぶやき
えい子さんのお山の料理が楽しみで、おうちにお邪魔する時は極力お腹をすかせていくようにしている尾方。「極道はいかんで(横着はダメで)」と言われるとお母さんに言われてるみたいで懐かしく感じて嬉しいのでした。電話をかけると、体は元気なね?と気にかけてくれる優しいえい子さん。ありがたい。
ご協力ありがとうございました!
越知のおばやん図鑑
越知町役場企画課
地域おこし協力隊 尾方 美貴